会社の商号に使えない文字とは?
会社設立にあたっては、まず商号(会社名)をどうするかが大きなテーマとなります。「名は体を表わす」といいますが、商号はずばり会社そのものを表わすシンボルです。
設立後はまさにその商号を使って営業活動を行っていくわけですから、あなたの会社のイメージや商品、サービスの内容が端的に表現されているネーミングであることが大切です。
人によっては、いろんな他社事例を詳しく調べつつ、何週間にも渡って悩みながら、親しい人に相談を重ねて決めることになります。
「商号には、どんな文字を使ってもいいのですか?」
ときおり、こんな質問を受けます。少しでも他社と差別化したオリジナリティあふれる商号にしたい、との思いからの問いだと思います。
もちろん、どんな文字でも商号にできるわけではなく、使うことができない文字があります。
たとえば、
「★」「☆」「♡」「♠」
といった文字は、商号には使うことができません。
どうしてもかわいい文字を使いたいと思っても、ハート文字を入れることはできないのです。
逆に、ローマ字(大文字、小文字)やアラビア数字は、商号として用いることができます。
すでにローマ字表記で書かれている商号を目にしたことのある人も多いでしょう。
「&」(アンパサンド)、「’」(アポストロフィー)、「,」(コンマ)、「-」(ハイフン)、「.」(ピリオド)、「・」(中点)
については、商号の先頭や末尾でなければ用いることができます。
例外として、「.」(ピリオド)については、直前にローマ字を用いた場合には商号の末尾に用いることもできます。
また、ローマ字を用いて複数の単語を表記する場合にかぎっては、単語の間を区切るために空白(スペース)を用いることもできます。
商号に使える文字のルールは、簡単そうでいて意外とややこしい部分があります。
実際に私どものもとには、「会社名をどうしようか?」「こんなアイデアはどう?」といったご相談がたくさんございます。
商号について迷ったり悩んだりしたときは、何でもお気軽にご相談ください。