会社の種類とそれぞれの特徴について

一般的な会社の種類としては、株式会社・合同会社・NPO法人・一般社団法人の4種類があります。

最も多い法人形態はもちろん株式会社ですが、それぞれに事業運営にあたっての特徴があるため、メリット・デメリットをしっかりと見極めた上で、設立形態を決めていく必要があります。

 

株式会社

合同会社

NPO法人

一般社団法人

設立手続き

登記のみ

登記のみ

所轄庁の認証+登記

登記のみ

必要な資産

1円以上

1円以上

不要

不要

必要な人数

1人以上

1人以上

10人以上

1人以上

法定費用

202,000 (電子定款の場合)

60,000 (電子定款の場合)

不要

112,000

認証手続き

なし

なし

あり

なし

設立期間

2週間程度

2週間程度

約6か月

2週間程度

税法上のメリット

なし

なし

一部あり

一部あり

 

単純に法定費用が抑えられるのは合同会社やNPO法人ですが、一般的に合同会社には株式会社ほど社会的な認知度が高くないことが多く、またNPO法人には設立に10人以上の人数が必要であり、所轄庁の認証手続きにかなりの期間を要するなどの特徴があります。

NPO法人や一般社団法人には、株式会社などにはない社会性・公共性がありますから、いわゆる「社会起業」をしたいという考えの人には適合した法人形態でもあります。

株式会社と別法人で新たな組織を立ち上げたいというケース等も含めて、より効果的な事業運営に向けた法人形態の選択に心がけていただきたいものです。

行政書士事務所ナデックでは、こういった法人形態についてのご相談についても、幅広い視点からアドバイスさせていただいております。


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